2020年3月現在「新型コロナウイルス感染症 (COVID-19*) 」により、日本だけでなく世界各地で感染拡大かつ不自由な状況が発生していることに対し「感染リスクがある、または症状が表面化していないだけの無症候性感染者かもしれないが、今のところ元気な自分にできることは何か?」を考え発信できたらと思い、キーボードを叩いています。
* COVID-19 (コーヴィッド19と読むらしい) の名称由来:
新型ウイルスの病気、正式名称は「COVID-19」WHOが命名 | BBCニュースCOVID-19は「コロナ(Corona)」、「ウイルス(Virus)」、「病気(Disease)」という単語と、この病気がWHOに報告された「2019年」の組み合わせでできている
あらゆるメディアでは現在、混乱するほどにいろいろな情報が飛び交っています。しかし、まず優先されるべきは何といっても自分と、家族がいる人は家族を守り、リスクから遠ざけることでしょう。
私はネットを多く利用し、普段それほどテレビ番組を多く見ないほう(アニメは少し観ます)ですが、どちらも見ていて感じるのは「割と余計な情報が多く、それが目に飛び込んできがち」ということです(特にSNS、テレビのワイドショー類)。
それらを鵜呑みにせず情報を取捨選択し、どう行動すべきか各人がしっかり調べ考えて判断することが大切だと感じます。
以下にCode for X / シビックテックを旨として行動したい私が個人的に大事だと感じた情報を集め、伝えたいと思います。
目次
1. 健康バランスを意識した食事と、ある程度規則正しい生活を送る
「新型コロナウイルス感染症」予防のための基本のき | 日本調剤
●規則正しい生活日頃からのバランスのよい食事と十分な休息は、免疫力をアップさせます。
●適度な湿度を保つ
空気が乾燥していると、のどの防御機能が低下します。加湿器などを使用して、50~60%の湿度に保ちましょう。
これらはいわずもがな普段から大事ですよね。といいながら私は生活乱しがちなので反省しつつ、最近は在住三鷹市の採れたて野菜や卵など地場産品を直売で買って食べるなど、少しだけ工夫をするようにしています。米も食べます。栄養大事。
あと夜はなるべく早く寝ましょう(自戒)。
2. 多人数が居合わせる閉鎖環境には行かず、そうした環境を今は作り出さない
専門家会議/新型コロナウイルス「クラスター発生」3条件提示 | 流通ニュース感染が確認された場に共通するのは、「換気の悪い密閉空間」「人が密集していた」「近距離での会話や発声が行われた」という3つの条件が同時に重なった場となっている
こまめな手指衛生と咳エチケットの徹底、共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒は、感染予防の観点から強く推奨される
クラスターとは何のことかというと「集団」のことです。なぜ分かりづらい横文字を使い始めたのかはよく分かりません。
とにかく上記引用の太字で示した3つの条件を満たさないことが感染拡大を防ぐために重要で推奨されています。
また「感染予防にマスク着用不要 過度の使用控えてとWHO | 日本経済新聞 (3月1日)」という報道が出ました。しかし、マスクに医学的エビデンスが薄いとしても、咳エチケットという公衆におけるマナーや不安感情への配慮として機能する、ある程度必要なものと思います。
特に、どうしても密集した場所で仕事などをせざるを得ない人や、咳き込みやくしゃみなど飛沫(ひまつ)を飛ばす側には依然マスクは必須アイテムといえるでしょう。なので、花粉症の私は今後混み合った場所ではマスクするよう心がけます。すみませんでした。
逆に、屋外での運動やあまり人と接しない買い物や行動、ある程度離れた距離であれば会話もOKだそうです。引きこもり過ぎないようご注意ください。
(自粛要請判断はやむなしかなあと思うし、イチャモンだけの野党は支持が難しい…)
3. デマに惑わされて、短絡的に買い占めなどの行動に走らない。詐欺などにも要注意
頻繁に報道される様子やSNSを見ていると、それに煽られたり、過度な不安に陥ったりする人もいるかと思います。そういったときは情報の摂取をいったん止めて心を落ち着けてみてください。
また、ウイルスに対する効果をうたった根拠のない商品宣伝や販売、不安に乗じた悪質商法(電話)やフィッシングメールの類なども相次いで出現しているそうなので、そういった怪しげなものに触れた際は一度冷静になって考え、よくよくご注意ください。
こういった情報は官公庁や自治体サイトといったある程度信頼できる情報源に一度確認しにいくのも手です。
“新型ウイルスに効果” 根拠ない商品表示に是正要請 消費者庁 | NHK NEWS WEB
悪質な新型コロナ便乗詐欺に注意 「下水道にウイルス」「マスクを送る」など | ITmedia NEWS
4. 経済活動を止めるな!
日本経済のみならず世界経済に対する影響はちょっと免れない感はあります。
飲食店、ホテル、レジャー施設休業や、それによる食材ロス(フードロス)、イベント関連に対してできるアクションはないか常に考えて行動していきたいものです。誰しも先行きが見えないなかで、なかなか難しいことではありますが…。
コンビニのローソンでは、3月9日から学校給食の牛乳消費減などを見越しホットミルクが半額、カフェラテが30円引きなどになっているそうなので、筆者はからあげクンと一緒に今から買いに行きたいと思います。
こういった取り組みがもっと増え情報拡散することで、循環的な購買というか効果的な受け皿機能としてつながり広がって欲しいものです。
以下のライター・ヨッピーさんの軽快なおもしろ文体だけど大真面目な内容の記事は、ぜひ一読いただきたい賛同できるものになっています。
今できることは何か | ヨッピー | note
〇なんか買う
〇お出かけする
〇推しに使う農水省は
・牛乳・乳製品
・野菜
・国産牛肉
・生花
の購買を呼び掛けていますね。クリームシチューとか作れば良いのかな。クリームシチュー作って食べるだけで「ちょっとなんか良いことしたぞ」って思えるのでコスパが良い善行と言えます。学校給食が休止になって余った野菜を販売しよう、みたいな取り組みもありました。
「食料品は不足していません!」「牛乳乳製品の消費にご協力を」農水省が新型コロナで国民にお願い | FNNプライムオンライン
<新型コロナ>給食食材ロス防げ 都内の農家、収穫体験や通販に活路 東京新聞
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テレワークや時差通勤によって、都市部の通勤電車混雑の解消や働き方の多様性が増し、その辺りの社会のあり方も今後変わっていきそうな気配です。身の回りでは「Zoom」のようなビデオ会議システムを利用したオンラインミーティングも当たり前になってきました。
ほかにも言えることはたくさんあると思いますが、以上といった感じでしょうか。そのほか参考になった記事やWebサイトを以下に列挙しておきたいと思います。
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↑ 新型コロナ感染症の世界国別での罹患状況が一目瞭然。3月10日現在ではイタリアで急速拡大している様子が非常によく分かります。中国はもとよりヨーロッパ各国やイラン、韓国も感染者数が多いことが見て取れます。反対に多くのアフリカ諸国やロシア、カザフスタン、一部東南アジアなどではまだほとんど発生していないように見えるのは興味深いことです。
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・総説 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)| 中外医学社Online | note
↑ 現時点での科学的・医学的見地でCOVID-19に関して分かることのまさに日本語総説といった内容です。少し長文でたまに医学専門っぽい用語も登場しますが、総じて読みやすく理解しやすい内容です。こうした詳細な知識は有用だと感じます。
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・ 新型コロナウイルスの世界的流行は、どんな状況になれば「パンデミック」と呼ばれるのか? | Wired
↑ 報道では「世界保健機関(WHO)としてはまだパンデミックではない」とか「その恐れがある」とかのゴタゴタを報じてますが、”つまりパンデミックって一体どういう状況で、だから何なのさ?”に少なからず回答してくれています。過去に人類が体験したパンデミックに、1918年のスペインかぜ、14世紀のペスト(黒死病)なども引き合いに挙げています。幸いなことに、COVID-19などの感染症に対し、ヒトは免疫を獲得できることがわかっている。「つまり、この感染症の拡散が続いても、最初ほど大きな威力にはならないということです」
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当たり前過ぎるほど当たり前な内容かもしれませんが、大きく分けて上記見出し4つの観点に基づくことが今できることなのではないかなあ、と私の個人的意見としてまとめました。
次回は、Code for Japanがかかわった「東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト」はじめ各地域のCode forが今回の新型コロナ感染症に対して起こした関連アクションなどをまとめてご紹介できたらいいなあ、と考えています。
事務局 石井
※旧公式サイトより転載