2021年2月28日にオンラインで行われました「シビックテックでみんなの課題を解決!官民協働の地域づくりへ」セミナー&ワークショップ with 三鷹市市民協働センターへご参加いただいた皆さんありがとうございます。Zoomでの事前申し込み参加には総勢34名の方のご参加をいただき、活発な意見交換が行われましたその模様をレポートします。
目次
第1部 「Code forおよびシビックテックとは何か?」スピーチセッション動画
第一部のゲスト・シビックテッカー3名による3つのスピーチセッション(講演)については以下のYoutube動画でご覧いただけます(画像をクリックするとYoutubeに飛びます)。
内容
・キーノートスピーチ (30分)
「テクノロジーによって市民がまちを創る – シビックテックとは何か」
スピーカー:福島健一郎さん (一般社団法人シビックテックジャパン代表、内閣官房オープンデータ伝道師、一般社団法人Code for Kanazawa代表理事)
・スピーチ2 (30分)
「CivicTech&GovTech、僕らの「狂奏」」
スピーカー:酒井一樹さん (経済産業省)
・スピーチ3 (15分)
「誰もが楽しく一緒にIT・テクノロジー活用を目指すCode for Mitaka / Musashino」
スピーカー:石井将直 (Code for Mitaka / Musashino代表)
講演の内容についてと講演中に寄せられた質問と回答フォローアップ
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(シビックテックやCode forの)活動を誰がどう評価するのでしょうか?
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市民ひとりひとりの評価ですね。場合によっては自分たちとその周りが必要としているからやるんだという場合もあるかもしれません
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(Code for Kanazawa開発の石川県能登地方の子育て応援情報サイト)「のとノットアローン」は日々のデータ提供(もしくは投稿)が必要だと思うのですが、提供元になってくれそうなグループに、事前にそれぞれお願いしたのでしょうか?
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データ提供はお願いに行きました。 お願いがいらないくらい、行政からデータがオープンに公開されるようになるといいのですが(オープンデータですね)。
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シビックテックのメンバーの方は企業などに努めているかたわら、業務時間外(土日や夜)に活動されているのでしょうか?
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業務時間外の方がほとんどだと思います。まれに常勤で雇用されている人もいます。無報酬の人ばかりというわけではなく、プロジェクトによっては、謝金をもらっている人もいます。
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スマホやタブレット用のアプリ開発以外にシビックテックとしてのプロダクトはあるのでしょうか?
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はい、プロダクトとしてはWebページも含まれると思います。情報整理をするだけでも効果がある場合もあるので。
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シビックテックの活動で一番使われる技術は何ですか?例えば、言語(Python,java等)、API、ネットワークなど
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使われる技術はとても多様ですね。ただ、新しい技術を使われる方が多い気がします。開発のスピードやプロトタイピングのしやすさみたいなものが重視されていると思います。vueやNuxt、Glideなどのノーコードなどを最近よく見ますね。
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こんなにデジタルに得手な方達が三鷹にいるのを頼もしく思いました。三鷹プレミアム付き商品券事業には関わられたのでしょうか?今後はいかがなのでしょうか?
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ありがとうございます。Code for Mitaka / Musashinoとしては関わっていません。ただ、もし施策に何か課題感を感じている人が多いのであるとすれば、今後市側と連携したり、技術的な観点でお話したり、つないでいくことをしたいなと思っています。(そういった動き出しの気配もあります)
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ブリゲードを新しく立ち上げるときの手続きってどうされているんですか?
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ブリゲードというのはCode for Japanとパートナーシップを結んだ団体の呼称(消防団=地域組織)です。団体を立ち上げる場合はシビックテックを活動目的とした団体=「シビックテック団体」になるかと思います。許可など特に必要なく始められます。しばらく活動して少しだけ実績ができた際にCode for Japanにブリゲード申請登録(条件あり)してみることをオススメします。
対象地域や分野に同じ名称でや、同じようなシビックテックをやっている団体がないか調べ、もしあれば連絡を事前に取り、お話してから始められてはどうでしょうか。
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興味深いお話ありがとうございました。現在転職活動をしており、神戸に4月より引っ越しますが、Code for Mitaka / Musashinoに興味があります。街歩きが大好きなので。現在求人募集されていますか?
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私たちCode for Mitaka / Musashinoは任意団体活動(または非営利活動)ですので、”雇い入れる”という意味での求人はしておりません。また「一緒に何かやってみたい」という活動メンバーはいつでも募っています。
IT関係に従事している人だけでなく、IT活用に興味のあるさまざまな方にも参加いただきたいと思っています。活動に興味がある方はぜひお問い合わせください。
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全部のグループの発表ボードを後で共有していただくことは可能でしょうか?
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以下の第2部についてのレポートセクションで共有します。
ご参考ください。
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第2部: 課題解決ワークショップイベントでは、多様な意見が集まりました
当日の課題解決ワークショップにて参加者の皆さんに記入、ディスカッション、発表してもらったGoogle Jamboard URLを共有します。
ほか詳細レポートについては後日更新予定です
今後の予定について
2021年3月以降も、CfMM運営のオープンな月イチ井戸端会議のような形を取りたいと思いますので、今回のアイデアの種を一緒によく検討して、結実まで持っていけるような場を提供できればと団体としては考えています。
3月下旬に「CfMM 月イチミーティング&シビックテック井戸端会議」を公開参加制で開催予定 ※日時は後日更新
シビックテックプレイヤーゲストをお呼びしてお話頂いたり、今回のイベントで好評だった日々の生活課題の解決アイデアソン(ワークショップ)もゆるやかに引き続き行えればと考えています。
3月開催形式は、Zoomのブレイクアウトルームなどの利用とコミュニティーブックカフェ「みたかのば」でのリアル&オンライン併用を検討中です。
よろしかったら、関心のある方どなたもご参加ください。
詳細決まり次第、当サイト上やFacebookページ上で情報を更新します。